認定講師制度
伝統的な大工の技術を学びたい人を支援します
墨付け刻みの大工技能、あなたも学んでみませんか?
このたび伝統構法大工の技術・技能を個人レッスンで学べる「認定講師ライセンス制度」が発足しました。
・練習してみたいけど、今は大工仕事が忙しくて、教室に通い続けるのが難しそう
・この歳で、今さら若手大工と一緒に初歩から学び直すなんて、ちょっと恥ずかしい
・これからリフォーム時代で手刻みが重要!自分も墨付け刻みを覚えて現場に活かしたい
・墨付け刻みは訓練校で少しやっただけ。技を極めて仲間に一目置かれる大工になりたい
大工でなくても、他業界で働いている方でも、技量は問いません。ご自身の都合に応じて認定講師が直接ご指導いたします。
また、大工職人を抱える工務店や業界団体で、大工技能の実技研修講師を希望される場合にもご活用ください(研修費用は、認定講師との業務委託契約になります)。
認定講師は、主に大工志塾の講師経験者で、受講者のご要望に応じて、基本的な大工技術・技能から多種多様な大工の「技(テクニック)」まで幅広く伝授いたします。
一人親方など工務店や住宅メーカーで教わる機会を持てない大工職人が、独力で墨付け刻みの技術・技能を練習する際にも是非ご活用ください。
認定講師のご紹介
認定講師の授業風景を動画でみることができます。
指導内容
伝統構法の基本である「墨付け刻み」、道具の扱い方やメンテナンス方法等実践的な技術・技能について、あらかじめ受講者と認定講師が相談して指導内容を決めていただきます。「認定講師のご紹介」の中から各講師の指導内容や指導風景を参考に受講者ご自身で選定いただき、認定講師へのお問合せは「講師へコンタクト」よりメールでご相談ください。
依頼方法
受講者と認定講師で契約をしていただき、認定講師に受講者が指導料金を直接お支払いいただくことになります。料金はご相談いただく指導内容(※)により異なりますので、認定講師へ直接お問い合わせください。
※指導に際して、作業スペースの確保や練習用木材の調達など必要となる場合もあります。これらも含めてご相談ください。
ライセンス確認方法
大工志塾の教室講義(実技)や集合実技研修を経験し「一般財団法人住宅産業研修財団 認定講師規約」に基づく認定を受けた認定講師には、以下の認定証と認定カードが授与されています。
指導内容(池尾 拓)
- 墨付け刻み全般(継手・仕口・太鼓梁の墨付け刻み、墨付け全体の手順等)
- 技能士試験対策(振れ垂木、隅木、四方転び等)
- 軸組模型の作り方
- 内部造作・外部造作(内法材の納まり、階段の納まり、屋根の納まり等)
- 原寸図、造作の納まり詳細図、板図の描き方
- 手道具の使い方、研ぎ物、メンテナンス方法
指導内容(藤本 嶺)
- ⼿道具の使い⽅、研ぎ物、メンテナンス⽅法
- 絵図板の書き⽅
- 墨付けの⼿順、基準の取り⽅
- 継⼿、仕⼝、太⿎梁など墨付け、刻み
- 隅⽊や振れ隅⽊など原⼨図や規矩術の使い⽅
- ⼤⼯仕事全般(内部造作・外部造作等)
- ⼀級⼤⼯技能⼠、⼆級⼤⼯技能⼠の技能試験対策
指導内容(仮谷 大)
- 規矩術
- 墨付け刻み全般
- 手道具の使い方、研ぎ物、技術指導
- 造作、その他要望に応じて
指導内容(アダム ズゴーラ)
- 伝統木造構造、国産木材の材質と適切な使用の説明
- 手道具の使い方、研ぎ物
- 規矩術、板図の描き方、原寸図の描き方
- 木材の基本見方、木取り
- 墨付けの手順、基準の決まり方
- 刻み、継手、仕口、丸太や太鼓梁の加工法
- 化粧材の仕上げ、真壁造作
- 二級大工技能士の技能試験対策
指導内容(梅本 匠)
- 大工技術全般、木のこと他